ちぼにだ。
FXトレードする上で絶対的に必要不可欠なのが「環境認識」だ。環境認識とは簡単に言うと「相場の全体像」といと解りやすいだろう。今、相場がどちらに動いているのか。上昇しているのか下降しているのか。これを見極める為の手法を解説しよう。
FXにおける「環境」とは
FXにおける環境とは、値上がり中の「上昇トレンド」、値下がり中の「下降トレンド」、値が横ばいの「レンジトレンド」とある。上、下、真ん中の三つだから簡単だ。
これらをどう見極めるかというのは、とりあえずチャートを見れば「大体上がってるな」ぐらいは解るからまず見てみよう。
もう、一目瞭然だな。これは「上昇トレンド」と言えるだろう。
そして
これ「下降トレンド」と言えるだろう。誰でも見て解る事だが、これを見るのと見ないのでは勝率がだいぶ変わってくる。
環境認識のやり方
さて、パッと見て簡単に解る「トレンド」だが、これが「本当に上昇(下降)中なのか?」となると、話は変わってくる。当然、パッと見ただけではなく「分析」が必要となるわけだ。
環境認識の為の相場(チャート)分析は、「長期足」で見る必要がある。そこで、「なぜ長期足で見る必要があるのか」というのを解説しよう。次の画像を見てくれ。
※クリックで拡大
これは左側が15分足で右側が4時間足だ。4時間足を見ると単純に右肩上がりだが、15分足を見ると上下を繰り返している。このように、見る時間足によって「上昇」と「下降」に分かれてしまう為、相場分析をする必要があるのだ。
では、どうするかというと、相場分析をするには「大きい(長い)時間足」を見る必要がある。というのは、トレンドは時間足が大きくなる程強くなる傾向にあるからだ。例えば4時間足で上昇トレンドなのに対し、15分足は下降トレンドの場合、その先の相場は「上昇」する可能性が高いのだ。だから、仮に15分足を見て下降トレンド中に「売り」で入った場合、痛い目を見る事になる。そのため、「環境認識」「相場分析」は非常に重要な作業となるのだ。
ただし、エントリーする時は「5分足」で良いからな。いや、「良い」ではなく5分足に「しろ」だ。エントリーポイントを細かく見極める為には5分足と決まってる。というのも、4時間足を見ながら最高値でエントリーしたはずが、5分足にしたら「そこは最低値」だったという事があるからな。であくまで「環境認識」では「5分足を鵜呑みにするな」という事だからな。
時間帯で見る環境認識
環境認識はチャートを見る以外に「時間帯」でも判断する事ができる。
例えば、ダウと日経先物がプラスで引けてる場合やマイナスで終わってたとし、引けにかけて上昇のだった場合は東京の開けに向けてドルが上昇傾向となる。この仕組みで考えると、朝は必然的に買い目線となるわけだ。また、欧州勢参入時の15時や16時付近のポンド円の場合は、欧州勢は東京の逆をいく習性がある為、ここでも環境認識ができる事となる。
つまり、東京で大きい理由がなく値段をあげている場合は、高値買いに注意をし、逆に東京で下げてきている場合には、安値売りに注意するように考える事ができるのだ。
ただ、時期や情勢にによって傾向が変わる事があるため「目安」とするのが妥当ではあるが、時間帯によっても相場の環境認識ができることは頭に入れておけ。
まとめ
大体解説したからまとめるぞ。
- 環境認識には「相場分析」と「時間分析」がある。
- 「長期足」で相場を確認。トレンドはしっかり確認しろ。エントリーポイントの方向を調べる。1時間~4時間足が良いぞ。
- エントリーする時は「5分足」にしてからだ。
- 時間足の確認は、「日足」「4時間足」「1時間足」「30分足」の4つを確認。エントリーは5分足だ。
なお、時間足によるトレンドの方向等、環境認識や相場分析の方法は、まだまだいくつかあるからな。「これだけ」では最適な環境認識は得られないから、慣れてきたらもっと勉強するんだぞ。
以上だ。