ちぼにだ。
FXでトレードするには「環境認識」が必須だということは「こちら」で解説した通りだ。一つは「テクニカル分析(チャート分析)」、二つ目は「ファンダメンタルズ分析(経済指標分析)」だったな。
そのうち、今回は「テクニカル分析」の中でも「初心者向け」の手法を解説していくぞ。
まず、初心者だけでなくプロトレーダーも行っている「トレンド」分析だ。トレードするには現在の相場が「上昇」、「下降」、「レンジ」のいずれかを確認しなければならない。チャートをパッと見て「あー、上向きだな」ぐらいは誰でもわかるが、お金を賭けてトレードするにはそれじゃダメだ。しっかりと「方向性」を掴まなければならない。
では、どうするかと言うと、テクニカル分析の中でも最もポピュラーな「トレンド系」の「移動平均線(Moving Average)」を使って分析してみよう。移動平均線を使った分析は何種類かあるが、今回は「トレンドの向き」を確認する分析方法を解説するぞ。
やり方としては、「期間5日(短期)、25日(中期)、75日(長期)」の3種類の期間で移動平均線を設定し、線の並びで「上昇」か「下降」かを見極めるのだ。具体的な設定方法は以下の通りだ。
では、スマホのMT4を開いてくれ。
表示足は何でも良いが、今回は1時間足で解説していく。
開いたら画面上部の「f」のマークをタップだ。
※黄色の四角枠の部分をタップ。
次に、メインウィンドウをタップだ。
そして、Moving Averageをタップだ。
すすと、↓の画面になるから、「期間」を「5」に変更し、「スタイル」は「赤」だ。色は自分の見やすい色で良いぞ。
これで、「期間5日」の移動平均線が画面に引かれる。次に、「期間25日」、「期間75日」の線を引くぞ。
画面上部の「f」をタップに戻り、繰り返して移動平均線を引いてみろ。色は、「25日は水色」「75日は黄色」のように分けた方が見やすいからな。
完了したら、以下の画面になるはずだ。
※上昇中
赤枠の所を見てくれ。線が上から「短期、中期、長期」と並んでいて、チャートも右肩上がりになっているだろ?この状態になっていると、「トレンドは上昇中」と判断する事ができる。逆に、「長期、中期、短期」と並んでチャートが右肩下がりになっていると、「トレンドは下降中」と判断する事ができるのだ。
※下降中
このように、トレンドの向きが判断できたら、「エントリー」する事ができる。
ただし、くれぐれも言っておくが、どんなに分析しても「だろう」でしかない。今回は初心者向けに「移動平均線」のみでトレンドの方向を分析しているが、他の分析方法を合わせて精度を上げたとしても、「限りなく100%」になる事はあっても、それは「予測」でしかないという事を頭に入れておけ。
だから、エントリーする時は「可能性」に賭ける事になる。間違っても、「っだよ!逆行してんじゃんよ!」とか腹立てるなよ。FXは相場を読み解く力も必要だが、メンタルは更に大事な事だからな。
以上だ。